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Veritas liberabit vos

Ad augusta per angusta

上杉隆さん 岩村俊二監督「friends after 3.11」出演箇所文字起こし

動画で確認できない方のために、上杉隆氏の出演箇所を文字起こししました。

 

以下、岩村俊二監督「friends after 3.11」より。

 

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岩村「この間朝まで生テレビに観てたんですけど、あれ、また異様な空間になってますよね」

 

上杉「そうですね。孤立してるっていうか、与野党連立側で攻められた感じですけど。基本的にはですね、出ていて改めて認識したのは、日本の政治家もそうですし、後はメディアの人、当然ながら。それからまあ、ある意味、世論を形成しているようなオピニオンリーダーたちも出てくるんですけど…放射能に対する認識っていうのは 現状認識っていうのが甘いというのを通り越して、全くわかっていないんだなあと言うのが びっくりしたんですよね」

 

岩村「そうですよね」

 

上杉「こと放射能のこの事故に関しての情報というのは日本全体が…情報を扱うトップクラスの人たちですら、あの程度の認識ということにびっくりしました。例えば田原さんとか、大塚耕平厚生労働副大臣副大臣などが…まあ所轄ですけど、放射能の放出がまだ続いているということの認識を。知らなかったという事に。」

 

岩村「そうですね。止まってるって言ってましたよね。」

 

上杉「びっくりしましたよね」

 

岩村「放射能はもう出ていないって言ってましたね」

 

上杉「ええ」

 

岩村「でも上杉さんが何か言うと、公共の電波なんだから、一体それはどこから出た情報なんだね、みたいにね」

 

上杉「あれは、最初の時は大塚さんがいって。公共の電波でそういう不確かな情報は言っちゃ行けませんよ、って言ったんですけど、それは野田さんとは前原さんなどが、要するにフロント企業暴力団献金を受けていると。それについて追究されたんだから、政治とカネの問題、説明責任というものを自ら晴らした方が良いんじゃないかないかって言ったんですが、それ根拠は実は衆議院の委員会なんですよ。」

 

岩村「ええ」

 

上杉「国会で自民党の西田さんがずっと追求してきたことを、私はたまたまそれを言っただけなんですけど、びっくりするのはそのことも知らないんですよ、国会議員なのに。」

 

岩村「そうなんですね」

 

上杉「で、テレビ、メディア、西田さんが追求したフロント献金を、当時の前原さんとか野田さんに追究していたのを…追究したときにその委員会で、ついでにこんな話もありますよって言ったのが、あの、いわゆる外国人献金。外国人献金はサブで、メインはフロント献金だったんですよ。額も大きいですし。そしたら一斉に、まあメディアの特性でしょうけど、そこの暴力団の方ではなくて、いわゆる焼肉屋のおばちゃんからの献金だけを取り上げて、それで有耶無耶にしてしまったと。」

 

岩村「放射能止まったっていう、そっちのほうがなんか、公共の電波でこんな事言っちゃっていいのかっていう話ですよね」

 

上杉「そうですよね。でも本気で思ってるんですよね。。。もう原発事故以降何人も作業員が亡くなっているんですね。怪我をした人もいる。被爆した人も。それから、とにかく、何十万人という方がやはり今回の原発事故によって避難を余儀なくされたり、普通の生活に影響が与えられたわけなんで、単純に言って業務上過失致死傷というか業務上のミスじゃないかと、みてもいいんですが、不思議なのは、誰一人東京電力に捜査が入るっていう質問をしないですし、実際に入ってませんし、記者は全員ですね、お上の情報は正しい、という前提で報じてしまうので、それをそのまま報じると。放射能は安全です。格納容器は健全です。ただちに健康に被害はありません、と。NHKさん、朝日さん、共に放射能は出ていないと言ってるんだったら、こっちもそうしよう、と。仮に出ていたとしても、それは自分たちだけじゃないんだ、と。政府の方が言ったんだから、自分のせいじゃないよ、という。勝手に免責される、と。報道の人たち、なんで放射能のこと報じないんだと。まあ300人位東京電力に来てますから。これを報じないというのはこれはメディアの自殺行為っていう…貴方達、良心の呵責に苛まされる事がないのかと。人間として、おかしくないかと。自分達の子どもと奥さんだけはさっさと逃がして。知ってんじゃないか、と情報を。なんで言わないんだと。要するに、危機に直面したダチョウは砂の中に頭を突っ込む、という諺があるんですね。ダチョウはたしかにその時は危機を回避したように見えますが、事態はなんら好転しないにもかかわらず、現実から目を離す事によって危機回避、ダメージを回避しようとするという、最もやってはいけない、ダメージコントロールの中で。で、それが、今回の震災でまさに起こってしまったと。」

 

岩村「まあ今も問題は山積みで。福島もこの間も160数倍っていう数字が出ていましたけど、広島原爆の。」

 

上杉「ああ、そうですねチェルノブイリは65倍位だから、完全に超えましたよねこれで、広島…。でもそれを隠蔽してたっていうのもそうですけど、そしてメディアも間違えたんですよね、最初の情報が。だったらまずね、謝んなきゃいけない。恥ずかしくなかったら3月11日12日13日からの一週間の記事をもう一回紙面に載せることができるかと貴方達は、と。そこは問いたいですね。というのは、同じ物を報じてくださいと、そして私たちは合ってました、と、胸を張っていることができるかと。できないわけですよね、全部(なお、この表現については後日上杉氏は訂正文を公示して正式に表現を改めており、自らの主張を実践している。参考URLはhttp://uesugitakashi.com/?p=2138 )嘘だったわけですから。」

 

岩村「うん」

 

上杉「それをでもやんないと、厳しいですけど、タイムズも含めてジャーナリズムの最初の要諦として僕でも習ったのは、自分の不都合な情報を出す勇気と覚悟ですよね。やっぱり自分はこう書いたけど間違えていた、と。でも、出す。それが読者を向いているということなんで。やっぱり自分はどうでもいいんで。そこの情報に対して真摯、であることですよね。自分の肩書きとか、メディアに対して忠誠を誓わないで、真実に対して忠誠を誓うっていう唯一の職業ですから、そこは。それを日本の記者の一人でも、そろそろやってくれないと…ええ、本当に困るかなぁ、と。思ったんですけど、やらないんで自分でやってるんですけどね」

 

岩村「上杉さんとかもっと両方のメディアの中心にいって良いんじゃないか、って思うんですけど、実際は番組から干されたりっていうのが」

 

上杉「きれいに干されてますね」

 

岩村「激しくあるわけですよね」

 

上杉「ええ。もう、自分たちは正しいんだっていうのがあるわけですね。それをなんだあの上杉みたいな、自由報道協会みたいな、フリーランスらがぎゃーぎゃー言ってるんだと。自分たちに逆らう奴らだ、という認識で排除してしまって、多様なそういう情報というのを自ら消してしまって。で、先に進めない、と。」

 

岩村「上杉隆引退説っていうのもあるんですけど」

 

上杉「休業です…あー私朝日新聞信じたのに、学生の頃から天声人語試験に出ると思って覚えていたのに、この朝日を信じて生きてきたこの人生、これを間違えたら、何を信じたら良いの?ってなってるひとがいっぱいいるんですよ、今。で、それが誤報を出したと。何を信じたら良いかと思っていたら、自由報道協会のニュースのHPに来ました、フリーランスの皆さんのやってたことが合ってました、ありがとうございます、これからは上杉さんを信じることにします、というふうに言われるんですね。やめてください、と、必ず。私も信じないでほしい、と。それはたまたま合ってたんたけど、またこっちばっかり信じたら、同じ事ですよ。僕も間違えますし。NHKも、今回は間違えても合ってる事は多数あるわけです。個々の人たちが、情報というのはいっぱいあるんだと、価値観は多様なのだと。その色んな考えのもと、社会は形成されているんだということに気づけば、それが、その作業を何らかの形で手伝うのが、ひとつの自分のやる仕事かなぁと思ったんで。そして僕自身も十二年間ぐらい記者クラブ問題やってきたけど、ここの部分まで到達したという、ある意味、満足感というかカタルシスというか、そういうものはあるんですよ。これは…よかったかな、と。同時に十二年間やってきた自分の記者クラブ解放運動じゃないですけど、まあそれのスタートについたんで、もう自分がやる必要ないわけですよ。みんながやってるわけですから。だから、役割がある意味終わったのかなぁ…というのはあるんで、それは、そういう部分は胸を張って退場する方が良いかなと。そこの部分の作業に関しては。」

 

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下記URLの動画にて26分から、上杉隆氏が発言している。

日本の政治家・メディア・世論を形成する人たちの、放射能に対する現状認識が「甘い」を通り越して「まったく分かっていない」/上杉隆(フリージャーナリスト)編 – @動画

 

なお、テレビ朝日にて2011年3月当時の記者の働きを検証する番組が2016年3月7日に放送されている。

「“3.11”を忘れない61
その時、『テレビ』は逃げた~黙殺されたSOS~」

過去の放送 |テレビ朝日|テレメンタリー

f:id:hanaikada330:20160326153303j:plain(写真は番組HPより引用)

 

 

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ちなみに、2月24日、東京電力が社内マニュアルにメルトダウンの基準が明記されていたことを認めている。

福島原発のメルトダウンに関し上杉隆氏が「汚名返上」 - 夕刊アメーバニュース

yukan-news.ameba.jp

f:id:hanaikada330:20160327222322p:plain

f:id:hanaikada330:20160327222340p:plain

 

 

原発設計者の一人である佐賀大学の教授に確認し、原子力保安院の発表を踏まえた上でメルトダウンの可能性を言及した上杉隆さんは、出演番組を降ろされるのみにとどまらす、多くの著名人(「タカシハンター」を自称して私刑を煽動した町山智浩氏や小田嶋隆氏、「メルトダウンじゃないだす」発言の菊池誠氏、「ジャーナリストを自称している身でありながら、裏取りも取らず2ちゃんねるソースを根拠に上杉氏の名誉を毀損し、証拠不十分として敗訴した」池田信夫氏)や匿名アカウントから「デマ」扱いをされましたが、このニュースによって汚名は返上されています

 

※補足として。 国際的には、ジャーナリスト(journalist)とは自ら取材をして、その内容をメディア等を介して発表することを生業としている者を指す肩書きであり、専門の分野において事実やデータを分析•評価して評論する者は評論家(analyst)、編集権を持ち扱うニュースを決め、時間配分なども決める権限を持つ者はキャスター(caster)という。このため、我が国においては、厳密にはこれらの肩書きを横文字の意味において満たしていないケースが多い。

 

なお、一連の #ジャーナリスト抹殺未遂 騒動に関しては下記まとめサイトが詳しい。

「上杉隆 汚名返上」ネタに噛み付くクラスタに対する反応まとめ - Togetterまとめ

 

 

 

 

大手メディアによって、上杉隆さんの発言内容が再検証されていくことを切に願います。